第2章:3PLを導入することで得られる5つのメリット

ニュース 2025-9-2

「物流コストが高い」「現場が回らない」「業務が非効率」——そんな悩みを抱える企業にとって、3PL(Third Party Logistics)の導入は、今や単なる業務委託ではなく「経営戦略」の一環になりつつあります。
ここでは、3PLを導入することで得られる主要な5つのメリットを具体的に解説します。

■ メリット①:物流業務の効率化とスピードアップ
3PL事業者は、物流のプロフェッショナルです。入出庫管理、在庫管理、配送手配、梱包、流通加工など、煩雑な業務を高いスキルと経験でスムーズに運用してくれます。
特にEC対応に強い3PLは、出荷スピードの向上・誤出荷の防止・返品処理の効率化などにも対応しており、「物流の質とスピード」を同時に高めることが可能です。


■ メリット②:業務品質の安定化と属人化の解消
物流を自社で内製している場合、特定の担当者に業務が集中し、属人化や業務停止リスクが生まれやすくなります。3PLを活用することで、マニュアル化・システム化された標準オペレーションが整備され、誰が担当しても同じ品質で運用できる環境が実現します。
これにより、繁忙期や人員交代時でも安定した物流品質を維持でき、顧客からの信頼獲得にもつながります。


■ メリット③:自社リソースを本業に集中できる
物流業務には人手と時間がかかりますが、多くの企業にとって「物流=本業」ではありません。3PLに業務を任せることで、営業・マーケティング・商品開発など、売上に直結するコア業務に人材と資源を集中させることができます。
これは特に、急成長中のベンチャー企業や、限られた人材で業務を回している中小企業にとって大きなメリットとなります。


■ メリット④:物流コストの変動費化で経営が柔軟に
自社で物流センターや人材を抱えていると、固定費が大きくなり、売上の変動に対応しにくくなります。3PLを活用することで、出荷量に応じた従量課金型の料金体系に移行でき、コスト構造を“変動費化”できます。
これにより、閑散期にはコストを抑え、繁忙期には迅速にリソースを増強するなど、経営に柔軟性が生まれます。


■ メリット⑤:環境対応やESG経営への貢献
近年、企業活動におけるCO₂排出量削減やサステナブル物流の実現が求められています。3PL事業者の中には、トラックの共同配送やモーダルシフト、倉庫の省エネ対策など、環境負荷を減らす取り組みを行っている企業も多く存在します。
こうした3PLと連携することで、企業としてのESG(環境・社会・ガバナンス)意識を外部にアピールし、ブランドイメージの向上や取引先からの評価アップにもつながります。


■ まとめ:コスト削減だけじゃない、3PL導入の真価とは?
3PLは単なる「外注」ではなく、業務の最適化・経営効率化・成長戦略の実現を後押しする“戦略的パートナー”です。物流を手放すことで、むしろ自社の可能性を拡げる。それが現代における3PLの本質的な価値です。

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